私たち「はこじょビギナーズ」3名が、ヨガインストラクター森公子さんの「旅ヨガ」に参加してきました。
朝8時半、晴天ではあるものの寒い寒い箱根の朝…
箱根湯本に到着し、森さんと合流。バスでスタート地点の畑宿へ。
畑宿に到着したら、準備運動と水分補給を済ませて出発。
旧街道の石畳はゴツゴツしているのと、苔が生えていて滑りやすいのとで、歩くのに少々苦戦。
さて、旧街道の所々には、その歴史がわかるようなタテ看板が設置してあります。
森さんはそれぞれを把握している様子で、わたしたちにも分かり易いように噛み砕いて説明してくださいます。
森の中の木々は秋の彩と緑の葉が混在して神秘的な雰囲気に感動してしまいました。
都会にはない、「天然の木漏れ日」って本当に心地いい。
談笑しながらきつい坂を登りきると、そこには甘酒茶屋さん。看板メニューの甘酒とおもちは絶品。
美味しいだけでなく、お座敷の床の間の細工に寄せ木細工が使われていたりと、内装も素敵です。
その後はお玉が池を目指します。旧街道からちょっと道路に出て見た景色は素晴らしかったです。
森さんによると、箱根の山には様々な標高に生える木が混在しているので、紅葉の色もタイミングもバラバラなんだとか。
一面に広がる赤や黄色も素敵ですが、箱根の山は個性的でまた違う美しさがあります。
お玉が池に到着すると、箱根を囲む二子山が見えたり、池に鴨が泳いでいたり、のどかな空間が広がっています。
ここでちょっとだけヨガをすることに。
といっても、立ったままできる簡単なものですが…
体をうんと伸ばして、綺麗な空気を吸って、終わる頃には体も温まっていました。
次のヨガスポットのある東屋に向けてまた山の中を歩きます。
聞こえてくるのは鳥の声と、風で葉の擦れる音と、わたしたちの足音だけ。不思議な空間です。
道中、箱根にしかないという植物を教えてもらったり、苔を触ってみたり、はこねのもりを体で感じられました。
東屋に着くとその周辺は芝生で、少し丘になっている場所なので太陽の光を直接浴びられる気持ちのいいところでした。
今度は、お玉が池でやったのよりはちょっと本格的なヨガを体験。耳をすませて、全身で大地を感じながら、太陽の光を浴びる…
東京ではなかなかできない贅沢な時間でした。
ヨガの後は、森さんがよく行かれるという山小屋喫茶 佐藤さんに連れていただきました。
コーヒーやクッキーも美味しいですが、マスターの箱根語りは不動の看板メニュー。
佐藤さんはほんとうに箱根のことをよく勉強しておられるのだと関心します。
佐藤さんで休憩させていただいたのち、ゴールの芦ノ湖へ到着。綺麗な夕日は、旅の疲れも癒してくれます。
(文:なっちゃん)