快晴に恵まれた新緑の箱根芦ノ湖畔で、
はこじょウォークリラックス
新緑さわやか「森ヨガとゆったり森さんぽ」
〜森林の癒し効果と手法を体験学習〜を開催しました。
前日は雨だったので、森の中いっぱいに少ししっとりした
心地よさが漂い、日が差し込むあたりから、
土や緑の香りがたちのぼってきました。
受付順にストレスチェックをして、
箱根やすらぎの森で奥にある大きい広場「森の広場」へ。
森林セラピーロードを8分ほど歩いていきます。
富士山がくっきり！
1限はchico先生の森ヨガです。
森を空を、全身で感じていく。寝転ぶ姿勢になると
大地も一層感じられていきます。呼吸するたびに、
まるで箱根の森の清々しい息吹をカラダに取り込んでいくようです。
あたりはほとんど静かで、chico先生の声だけが静かに響き、
耳に心地よく聞こえてきました。
ゆっくり、ゆっくり、カラダをほぐしていきます。
お日様も天頂に差しかかり、お昼ご飯です。
今回は天女さまのおむすびを森の中で自分で作っちゃう！
できたてをいただくステキなランチです。
おむすびといえば、青森県は「森のイスキア」という施設で
日本のマザーテレサと言われた福祉活動家の故・佐藤初女(さとうはつめ)さんを
思い浮かべる方も多いと思います。
今回は初女さんに直に学んだ先生が、初女さん直伝のおむすびの握り方と
その心を写真とともに説明してくれました。
お話を聞いているうちにスノーピークのワンバーナーにかけた
炊き込みご飯3種類が炊き上がり、各自で自分の分を
心を込めて握って食べました。
びっくりするくらい美味しい！！！
だって、こだわりぬいた材料は全て完全無農薬。
カラダにも美味しい。そして、レシピはテレビでも著名な食文化研究家、
永山久男先生がこの日のために、昨年秋に続いて
第2弾「はこじょ天女さまのおむすび」レシピを書き下ろしてくれたんですよ。
付け合わせのきゃらぶきもお味噌汁も最高！
そんな最高ランチで味覚を満たした後は、2限目の「ゆったり森さんぽ」です。
先ほど佐藤初女さんのお話をしてくれた、森林セラピストで
心理カウンセラー、精神保健福祉士の新行内勝善先生に連れられて、
「おむすび広場」へ向かいます。
おむすび広場では五感を開くワークをしました。
土や草の感じに触れてみたり、隣の人と手を合わせて
伝わってくる感じをとらえてみたりしました。
おむすび広場でのワークの後、森さんぽに出かけます。
何人かのスタッフや先生が30人の参加者さんの間に入りながら、
一人一人のペースで歩いていただきました。
ある人は木漏れ日を見つけ、ある人は木々の香りをたくさん吸って、
またある人は苔や草や木々に触れながら、
ワークで開かれた五感を使って森を歩いていきました。
自分の体に意識を向けると、すこし汗ばんだ額に
爽やかな森の風が吹き抜けていくのを感じました。
森は深くなったり、少しいくと開けたり、
小さな川が流れていたり、橋があったりと、変化に富んだ景色です。
そして森の道は芦ノ湖畔に続きます。
湖畔に降りると普段はお目にかかれない
箱根芦ノ湖の風景が広がります。
小さく打ち寄せる波がぱしゃぱしゃと音を立てて童心をくすぐると、
湖水に手を浸したくなってきます。すぐに冷たい水の感覚を味わいました。
湖畔を離れて「かえでの広場」へ向かって今度は登りの小径を歩きます。
かえでの広場で森さんぽはゴール！
思い思いの場所に座って、または寝転んで、
お配りしてあったレジュメにある振り返りシートを使って
感じたことを記録していただきました。
みんなそれぞれ「ワタシの五感」で感じた大切なこと。
参加した皆さんにこれからもずっと大切にしてほしいと思いました。
最後は、クロモジ(黒文字)枝の冷茶を飲みながら、
森の癒し効果とその暮らしへの活かし方についてのミニ講座です。
みなさん興味深そうに、時々先生の笑顔につられてか
笑顔になりながら、お話を聞いている様子でした。
ちなみにクロモジは箱根やすらぎの森にも
たくさん自生しています(採集はできませんが…)。
全国各地で日本では昔から親しまれてきた和のハーブです。
お日様が西に傾き今日はこれで、おしまい。
また箱根の森で一緒にステキな時間を過ごせるよう、
色々用意してお待ちしていますね。
ご参加いただきました皆様、ありがとうございました！
